社会人のみなさん、週に何回くらい練習に行けてますか?
ブラジリアン柔術を始めた友人からよくこんな声をききます。
社会人であれば誰しも何かしらの事情がありますね。
当たり前ですが「上達」ということにフォーカスするのであれば、練習頻度も週1より週2、週2より週3といったよう多ければもちろん身になるのは早いと思います。
ですが週1の場合でも日々の生活に工夫をすることで上手くなることは可能です。
今回はそのことについて話していきたいと思います。
練習ノートを書く
週1程度の練習だと、せっかく教わった技や気づいたことは大体翌週には忘れてしまっています。
これは心理学者のヘルマン・エビングハウスによって導かれた忘却曲線によって提唱されています。
20分後には42%を忘却し、58%を保持していた。
1時間後には56%を忘却し、44%を保持していた。
1日後には74%を忘却し、26%を保持していた。
1週間後には77%を忘却し、23%を保持していた。
1ヶ月後には79%を忘却し、21%を保持していた。
1日後すでに7割は忘れているようです。
実際に昔テスト前に必死になって暗記した内容を、テスト終わった翌日にはほとんど覚えていないなどの経験もあるのではないでしょうか?
そのため忘れること前提だと思い、練習後帰宅途中などの時間ですぐに練習ノートをつける事がおすすめです。
特にスマホのメモ機能が便利です。(私はMicrosoftのOneNoteを使用しています)
下の写真は私が練習後にOneNoteに書いた実際のメモの一部スクショです。
こんな感じでいつも教わったことの手順やポイントを忘れないように記録しています。
手書きでつけるならここに図や絵を描いておくと尚いいと思います。
人に見せるものでもないので自分がわかりやすい言葉・絵で書くことが重要になります。
補強トレーニングをする
練習頻度が少ない場合は、少しでも補強トレーニングを行う方が良いでしょう。身体のベースが上がることで、
- 教わった技をその場でスムーズに体現できる
- 沢山スパーリングできる
スパーリングの重要性について、詳しくはこちらをご覧ください。

1回の貴重な練習の質を上げる、少しでもその場で身につけるということができます。
補強トレーニングとして基礎体力系と柔術ドリルがおすすめです。
基礎体力 : ランニング、腕立て、背筋、スクワットなどなんでも良いです。運動に対する基礎的な体力向上を図りましょう。
柔術ドリル : 柔術特有の動きを練習するドリルです。道場で良く行うものでもいいですし、YouTube等でも調べると色々でてきます。
下の動画はブラジリアン柔術世界大会四連覇を成し遂げた湯浅麗歌子選手の柔術ドリル。なんと1時間超えです。
強い選手には強い理由がある
それを思い知らされますね。
その他補強トレーニングに関しては色々と記事を書いていますのでぜひご参照ください!

規則正しい生活を心がける
睡眠
しっかりと睡眠による身体と脳の休養を取ることで、疲労回復とパフォーマンスアップ、記憶の定着と整理への効果が高まります。
近年は睡眠の時間だけでなく、深さや質に対してもフォーカスされていますよね。

食事
ここでは細かいことは特に言わず、単純に外食やコンビニ弁当ばかりになっていないか?暴飲暴食していないか?という至極当たり前のことです。
現代人は食べ過ぎている傾向にあります。特に夜遅くや寝る前の食べ過ぎは消化に使うエネルギー量が増えるため、前述した睡眠の質が低下するなどの影響も与えます。
お腹いっぱいではなく、目安は腹8分目ですね。
また、夜遅くまで働いてる方、練習を行っている方は帰宅してからではなく事前に食事を済ませるようにする。間食を挟む。
といったようにタイミングと量をコントロールすることを心掛けてみてはいかがでしょうか?
でも、運動するとご飯やお酒が美味しいのなんのって。。。
運動中のワークアウトドリンクはエクステンドのBCAAおすすめです!

おわりに
日々の生活を工夫することは、柔術の練習だけでなく仕事や他の私生活の質の向上を図れます。
健康的な身体で質が良く楽しい練習。最高じゃないですか?
週1回の練習でも周りがびっくりするくらいバンバン上達しちゃいましょう!
追記:上達について別視点から捉えた記事をアップしましたのでコチラもご参照下さい!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。