マウントポジション同様サイドポジションも基本的に下から攻撃をすることはできません。
相手にパスガードされ、サイドポジションへ移行されてしまった場合、極め技(アームロック系や肩固めなど)を狙われる、ニーオンザベリーやマウントポジションへ移行されるなどが考えられます。
そうなると試合では一本や大きな点数を取られてしまいますよね。
なのでここからエスケープできるかどうかは非常に重要なポイントとなります。
私はというと、、、
苦しい!やめろ!ジタバタ,うわあぁぁぁ!
→相手…スッとマウントへ
今まさにこんな感じです。。。
練習中サイドポジションから上手くエスケープできず、もがいてジタバタする度にどんどんスタミナが削られていきます。
これは改めて復習しなければ!
そう感じていたため、改めて基本的なサイドポジションエスケープ・スイープも混ぜた3種類の動画に基づいて整理していきたいと思います。
目次
初心者向けエビからのベーシックなエスケープ
※そのままエビをしようとしても、相手との隙間がなくエビができない。そのため相手と自分の間にスペース作る必要があります。具体的には両手で相手を押すことでスペースを作っていきます。
- サイドポジションをとられるが、そのままでは動けない。
- スペースを作るために片手は相手の顔、もう一方の手で相手の腰骨を同時に押す。※顔→自分の逆側を向かせるように押す。腰→腰に手を当て、肘は中に入れておくと力が伝わりやすい。
- 両手で押した瞬間にエビをし空いたスペースに自分の足を入れ、相手の腹~腰に押し当て、再度エビをして正面に戻る。
足を外から回すパターン
こちらも同様のエスケープ方法ですが、足を大きく外回しするパターンです。
- 手で顔と腰骨を押してエビをし、空いたスペースに下側の足を入れて押し当てる。
- 反対足を大きく回して顔を超え、相手の肩口に押し当てる
- 肩に当てている足を支点にして反対足を腰にあて、今度は腰にあてた足を支点にして正面に戻る
【手の押さえ→足の押さえに変えていく】ということを順番に行っていくということですね。
非常にわかりやすいです!
サイドポジション下からのスイープ
コチラはエスケープするだけでなく、アームロックの原理を利用してスイープするパターンです。
- サイドポジションをとられた状態で、今までと同様に顔と腰骨をしっかりと押す
- 顔は押したまま、腰骨を押していた手を離して相手の脇下から覆いかぶさるように相手の腕を内巻きに抱える。この時両足も倒して身体ごと横向きになるように動く。
- 抱えている腕と反対の手を少し外についてバランスをとり、足のブリッジと同時に腰を押し当てて相手を転がし、上下を入れ替える。
スイープまで決められたら気持ちいいですね!
共通したエスケープのポイント
手刀(小指球)-肘を使って押す
身体は小指-肘-脇-体幹と繋がっており、少ない力で大きな力を出すことができます。
母指球側は腕の力のみになりやすいので頑張ってる割には小さな力しか出ていないです。
顔をしっかりと反対方向へ押す
やられるとわかると思いますが、人間の身体は顔が向いていない方向には力が入りにくくなります。
逆に顔が向いている方向には力が入りやすくなります。
腰を押すときは肘を内側に入れる
脇が開いていると初めに書いた小指側でなく親指側優位になるため力が弱くなります。
また、肘の伸びも弱くなりやすいため、脇を締めて肘を内側にいれることが重要です。
おわりに
サイドエスケープがしっかりできれば無駄に暴れて体力を消耗したりせず、形勢を立て直したり逆転することもできます。
しっかりイメトレと反復練習して、楽しく練習へ向かいましょう!!
追伸
「この記事書いた後の練習でバッチリエスケープできました!!!」
最後までお読み頂き、ありがとうございました。