ついに来ましたね、
そうです、今回はあの「デラヒーバ(De La Riva)ガード」の基本テクニックについて紹介していきたいと思います。
かくいうサブ男、このデラヒーバガードは個人的にかなり好きなんですよね。
初めて聞いたときは、
って思いました。←中二病
このデラヒーバという名前はテクニックを開発した人の名前から取られているのです。
ヒカルド・デラヒーバ(Ricardo de la Riva)
(写真:MMAPLANETより引用 )
ヒカルド・デラヒーバ(Ricardo de la Riva、1965年1月26日 – )は、ブラジル、リオデジャネイロ市出身の男性ブラジリアン柔術家。身長175cm、体重67kg。デラヒーバ柔術主宰。
カーウソン・グレイシーの教え子で、1980年代のブラジリアン柔術の戦術において、技術革新をもたらしたデラヒーバ・ガード、フック・ガードを発明した。
PRIDE初代ヘビー級王者ミノタウロことアントニオ・ホドリコ・ノゲイラ、弟のミノトウロことアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ、元UFC世界ライトヘビー級王者リョート・マチダ、新日本プロレス/WWEの中邑真輔の柔術の師匠にあたる。
なんと!
あのPRIDEで観ていた「柔術マジシャン」ことノゲイラ選手!
「イヤォ!」でお馴染みプロレスラー中邑真輔選手!
彼らの柔術の師匠であると!
どちらの選手も大好きなので、この繋がりが新たにわかった時は人知れずテンションが上がってしまいました。そして更にサブ男のデラヒーバガードへの思い入れが強くなったことは間違いありません!
もちろん名前だけでなく、テクニックとしてもかなり実用的で有効です。
とくに相手の半身を固めることに長けています。
展開としては色々あり、最近のモダン柔術でおなじみベリンボロもデラヒーバガードから仕掛けることができます。
今回は基本的な形とテクニックを数種類ご紹介したいと思いますので、早速いってみましょう!
デラヒーバガードの基本
- 基本的に相手の片足に対して外側から足を巻き付け、足首が股にフックしている状態を作ります。これを「デラヒーバフック」と呼んだりします。
- さらに固定を強くするために足と同じ側の手で相手の足首やズボンを掴みます。
- 反対側の手は、動画のサムネにもでている通り、袖・襟・帯などなど状況に応じて色んな部位を掴み、それに合わせて繰り出す技も変わってきます。
ここからいきなり極めたい方はコチラ↓

デラヒーバガード→スイープ
草刈り
おなじみ草刈りスイープですがデラヒーバガードを作った状態からだと足の位置を変えるだけで簡単に仕掛けることができます。
シンプルが故に意外とかかりやすいですので初心者の方はまず覚えておきましょう!
相手に悟られずどれだけスムーズに足の位置を入れ替えられるかがポイントです。
巴スイープ
金古先生の解説は毎度非常にわかりやすくてありがたいですね。
ポイント:相手の腰が浮いている場合、仕掛けるチャンスとなります!
- デラヒーバガードの形を作る(仕掛ける際は足首→袖へグリップを変える)
- 襟を掴んだ手とデラヒーバフックの足で前方に煽り、自分の足に相手の重心を乗せる
- 斜め上方(デラヒーバフック側)に転がし、自分も首抜き後転をしてトップポジションをとる
巴スイープは「バルーンスイープ」という名前でも使われていますね!
別記事でも取り上げましたのでこちらもご参照下さい!

連携でシットアップスイープまで繋げています!
デラヒーバ→バックテイク
こちらはミヤオ兄弟が解説するデラヒーバガードからのバックテイクの動画です。
- 襟持ちデラヒーバガードの形
- 右足で相手の足を蹴りながら自分の身体を起こし、襟→帯に持ち替える
- 右足を床に着き、身体を相手の横後ろに回り込みながら、左爪先のフックを相手の奥足に引っ掛ける
- 奥の足首を掴み、右足を後ろから引っ掛け、バックテイク
おわりに:デラヒーバから沢山の道へ繋がる!
いかがでしたでしょうか。
今回はベーシックなものをご紹介しましたが、他にも沢山のバリエーション・連携を行うことができます。
ちなみにラペラを使ったテクニックも記事で取り上げました↓

ガードの形はそれぞれ好みはあるかと思いますが、ガードの特徴や原理を理解することは他のテクニックにも繋がりますのでぜひトライしてみて下さい!
なお、ベリンボロにチャレンジしたい方もまず基本をしっかり身につけましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。