格闘技の中でも比較的怪我が少ないと言われるブラジリアン柔術ですが、練習しているとよくあるのが指の痛みです。
親指の付け根や人差し指~小指の第1・2関節が多いですね。
原因は様々な要因が考えられます。
- 道着を掴んでいる指に対して相手が抵抗して動く力
- グリップを切ろうと瞬間的に引き離すような力
- 単純に手が身体の下敷きになってしまったこと
「道着を掴む」という競技の特性上どうしても負荷がかかってしまいやすい部分なのでしょうがない要素もありますが、
痛いですよね。。。
サブ男自身も練習の頻度が多くなると痛むことが多く、長年競技を続けている道場仲間や先生の中には指が変形してしまっている人もいらっしゃいます。
餃子耳と一緒で「変形しているくらいがしっかりやっている証拠」みたいな考え方もありますが、やっぱり普通に痛いのは辛いです。。
今日はそんな時の予防・対策としてテーピングの方法をご紹介しようと思います!
またテーピングに頼るだけでなく、前提として普段の練習の際に見直してみて頂きたいこともあるのでご覧下さい!
目次
練習中こんな状況に気を付けよう!
グリップ力みすぎ
自分も含め初心者あるあるだと思います。
スパーリングは特に必死なので襟やら袖やら一度掴んだら絶対に離さない!といわんばかりの力み具合。
その悩み、わかります。
ですがいつもでもどこでも力いっぱい握りしめるのではなく、袖や裾なら袋どりで掴むなどもちゃんとできていれば最低限の力で引っ掛けている状態を作れます。
スパーリングでやたらと無茶しすぎない
スパーリングは試合ではなく練習です。
一本とられたときに早めにタップすることを心掛けるのと同じように、明らかに不利な状況ではグリップキープにこだわりすぎず離しましょう。
そもそもその状況にならないように気を付けたり、離した後にどう展開するかという戦略を立てたりなど、根性ではなく技術面での向上を目指しましょう。
とはいっても痛いものは痛い!!!
それももちろん事実なので、これ以上ひどくならないようにという予防法としてテーピングやサポーターをしましょう!
テーピングとサポーターで予防・対策
テーピング:人差し指~小指
指先のテーピングは固定することが主な目的ですので非伸縮タイプがおススメです。
動画は指を曲げる時の痛みに対する場合です。
Xサポートは場所によって指の動きの制限方向が変わります。
なので背面につけると指が曲ないようにする効果があり、手掌側につけると指が伸びないようする効果があります。(横も原理は同じです)
動きの固定を強めたい場合は両面Xサポートにするのも良いと思います。
めんどくさい!という場合は下記のように関節に対してぐるぐる巻きつけるだけでも良いと思います。
サポーター:人差し指~小指
テーピング自体が面倒というかたはサポーターも試してみると良いかもしれません。
こちらは指だけに被せるタイプ。
こちらは手袋の様に着用するタイプ。
親指
親指だけは他の4本の指と役割が違く、回るように動くことができます。そのため動きを固定するテーピングを自分で巻くのには少し慣れが必要です。
テープも25mmくらいが良いと思います。
開くと痛い場合
曲げると痛い場合
前述したXサポートと同様に、制限したい動きの方向によってテープの巻き方が変わります。原理だけわかれば自分なりの巻き方で良いかと思います。
親指は面倒なのでサポーターでも良いかもしれませんね。
一応柔術家・グラップラー用として指用テープも探してみると格闘技ショップなどで販売されてます。
- ラスコンテープ
- モンキーテープ
ただ個人的には現状ドラッグストアなどでも気軽に手に入るテーピングでも十分かなとも感じてます。
おわりに:物理的な効果だけでなく精神的な効果もアリ
大なり小なり怪我だったり痛みがでてしまうこともありますが、そういう時は気になって集中してやりたい練習ができないですよね。
テーピングやサポーターには物理的に動きを制限すること以外にも、心理的な安心感も得られやすいという作用もあります。
是非活用しながら長く柔術ライフを楽しみましょう!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。