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さて、晴れてクローズドガードは割れたはいいもののそこで一安心して止まってしまっては勿体ありません。
むしろその間に相手は違うガードポジションへと移ってしまいます。
そのためクローズドガードが割れたらどうやってパスガードしていくのか!というのを数パターン練習しておき、臨機応変に技が組みだせるようになりたいですよね!
そこの質が上がればクローズドガードを作られたときに、
とピンチがチャンスに変わっていくでしょう!(もちろん現実はなかなか甘くはないのだが、そこも含めていとをかしです)
今回は代表的で必ず覚えたいパスガードになりますのでぜひ反復練習してみてください!
コンバットベースからパスガードへ繋げる
- 両足担ぎ
- 片足担ぎ(左右)
- クロス二―スルー
の3本です!
というのは置いておき、全体像が見えたら少し細かく分けてチェックしていきましょう!
両足担ぎパス
↑自動で1:25~の両足担ぎに飛びます
- 肘ではなく肩に背負うように担ぎ上げ、自分の脇をしめる
- 相手の腰が自分の体に乗るくらいにしっかりと引き寄せる。
- 相手に体重をかけながら自分の膝を床から話して立ち上がる。一方の手で襟をつかみ、もう一方はズボンの後ろを掴む。
- 相手の身体を折りたたむようにプレッシャーをしっかりとかけ、隙間ができないようにじわじわと横にずれてサイドポジションへ移行する。
英語ではスタッキングパスといわれるやつですね。
これは身体が柔らかい人からしたらあまり脅威ではない場合もありますが、身体が硬い男性などにとっては地獄のような苦しみの場合があります。
首を痛めないよう相手を労わりつつ練習してください。
片足担ぎ(左右)
↑自動で2:18~に飛びます
動画にもあるようにコンバットベースをとった際に相手が身体を半身にしてニーシールドを作ろうとしてきた際などには片足担ぎをしかけるチャンスです。
- 自分の手を使いながら相手の下側の足を踏み越えるようにして自分の脛を乗せる(この時自分の膝は地面につける)。相手の上側の足を自分の肩に担ぎ、かつ自分の足を立てる。
パターン①踏み越えた足側のサイドへパス
- 枕をとって首裏、肩のギを掴み、相手の首にプレッシャーをかける。
- 立てている自分の足をステップバックするように腰を切る。(ちなみに動画だと見えずらいのですが相手の下側の足には自分のつま先がフックした状態をキープしている状態)
- 腰を切ったらつま先のフックを外してサイドポジションへ移行する。
パターン②担いだ足側のサイドへパス
- 相手が枕をとられないように腕でディフェンスしてきた場合はパターンを切り替える。
- 足を担いだ側の手で相手の足を内側に巻き込みながら襟をつかむ。
- プレッシャーをかけたまま横にずれていき、サイドポジションへ移行する
クロスニーパス
↑5:18~に自動で飛びます
相手がコンバットベースで立てている足と反対側に向いた場合はこのクロスニーパスに入るチャンスです。
- 相手の下側の足に対し、立てている対角の足で滑りこむように乗り越える。
- このとき同時に上側の脇を差し、上半身にプレッシャーをかける。
- 乗り越えた側の腕を引き上げることで相手の身体を横に向けさせないようにする。
- そのままずるずるとパスガードする
おわりに:とにかくこれらは反復練習!
いかがでしたでしょうか。
クローズドガードが割れた後や、オープンガードに対しコンバットベースを作った状態からはこれらのパスガードが有効になります。
まずはとにかく手順を覚えて反復しましょう。
動きを覚えたら相手の形によってどの方法が一番有効なのか考えながら練習するとより良いと思いますのでぜひやってみてください!
それでは楽しい柔術ライフを!