サイドコントロールに限らずですが柔術のテクニックというのは本当に数えきれないほどありますよね。
サブ男も上達の為に道場で習ったことや動画で情報収集したりと日々沢山インプットしようとしてますが、
全てを覚えるのは無理ですよね、ましてや手順を逐一丸覚えしていくようなやり方は初心者であればある程難しい、、、
沢山数をこなすことはめちゃめちゃ大事ですが、効率的に覚えていくためにはコツもあるように思います。
それは、大きな方向性/大事なポイントを理解することです。
それを分かりやすく教えてくれる指導者の方が沢山いますし、ネットで調べられるのでその恩恵に預かりましょう!
今は便利でありがたいですね!泣
前置きが長くなりましたが今回のテーマはサイドコントロールエスケープについてです。
参考動画は「柔術界の知の巨人」ことジョンダナハー先生です。

(BJJfanaticsより引用)
それではいきましょう!
(英語の訳ミス、解釈ミスがあるかもしれません。もしその時は指摘して頂けるとありがたいです。m(__)m)
パーフェクトサイドコントロールエスケープ
動画の前半ではトップキープに大事な事も述べられているのですが、今回はそこは割愛させて頂きますね。
覚えるべきポイントは3つ!
- +(プラス)を-(マイナス)にせよ!
- フレームを作れ!(Vシェイプ)
- ディフェンスからオフェンスに転じよ!
それぞれ見ていきましょう!
+を-にせよ!

サイドコントロールされている状態を思い浮かべるとボトムとトップの人が+のように十字に重なっている状態です。
トップの人は相手に乗りつつも動きに対して上半身下半身は比較的自由に動けるので、色んな方向に揺さぶられてもバランスを保ちやすいという安定感があります。
これがトップとボトムが-の状態(相手と自分の向きが同じに重なる)になると、多方向へ揺さぶられやすくなります。
マウントポジションのブリッジ→ロールエスケープなど想像してもらえると分かり易いと思います。横方向にはバランス取りにくいですよね。
つまりサイドコントロールエスケープの時に考える方向性の1つは
「どうやって+の状態を-の状態にするか」
という大きな方向性を念頭に置くと、何をすれば良いのかが見えてきやすくなると思います。
では具体的には?
フレームを作れ!(Vシェイプ)

サイドコントロールされているとこからなんとか-の形になれるよう動こうとすると、当然相手も逃さぬよう動いてきます。
なのでそのままじゃ逃げれません。
ここでのポイントが「フレームを作る」ということです。
フレーム=枠、骨組み、構造、組み立てる
よく柔術で使われる言葉ですね。
フレームの主な役割としては、
- 付いてくる相手の動きを止めること
- 自分が動く為の空間を作ること
- フレームを支点にすることで自分が動きやすくなること
が挙げられると思います。
サイドコントロールエスケープの場合では、自分の相手に近い側の肘と膝をくっつけたVの形のフレームを作ることを目標とします。
この形が作れると先程のフレームの役割の全てを実現することができ、+を-の状態に持っていくことができます。
その為にはまず自分の肘を相手の足の付け根辺りに挿しこみましょう。
ここは比較的簡単に挿入しやすいですが、物凄くタイトな抑え込みの場合は身体を反対方向に一度揺さぶった反動を使ってズラすことで肘を挿し込み易くなります。
その後は膝を挿入していきます。
自分の足が下がっていると相手の付け根に足を挿せないばかりか、容易にマウントを取られてしまう可能性があります。
なので常に自分の足を曲げ、膝を足の付け根付近に当てておきます。
こうすることでディフェンスしながらオフェンスに転じることができるようになります。
徐々に外側の足でエビをしてズラシながら膝を挿しこみ、自分の膝と肘がくっついてVシェイプができたらフレームの完成です。
ディフェンスからオフェンスへ転じよ!

フレームが作れたらいよいよエスケープする準備が整いました。
まずはプレッシャーやマウントへのポジションチェンジなどされないようしっかりディフェンスしておきます。
その後、Vシェイプフレームの足を踏み台にするように外側の足を乗せ、両足の力で相手を蹴り押します。
そうすることで相手と自分の間に大きな空間を作り出し、相手の枕も外す事ができます。
空いたスペースに自分が入り込み、+→-の状態になることで無事エスケープ完了します。
動画ではエスケープの段階でバタフライガードのセットアップができているので既に自分が有利な状態になっています。
まとめ:3つのポイント
- +(プラス)を-(マイナス)にせよ!
- フレームを作れ!(Vシェイプ)
- ディフェンスからオフェンスに転じよ!
大事な事なのでもう一度書いておきました。
サブ男もまだまだ初心者レベルですが、初心者だからこそ共感できる事もあるかと思いますので、今後も上達するために大事だと思った事をブログにしていきますね!
それでは楽しい柔術ライフを!