前回はコチラの記事でシングルレッグXガードのエントリーとキープについてご紹介しました!

スパーリングや試合でよくなるシチュエーションからエントリーできた。
すぐに解除されないようにキープのポイントも覚えた。
ということは、
残すは、攻めるのみ!
今回はスイープとXガードへのトランジションについてご紹介していきたいと思います!
今回の展開の例としてはこんな感じです!

それでは参りましょう!
目次
スイープを狙え!

シングルレッグXの形に入れたら左右へスイープが狙えますのでまずそこを狙ってみましょう!
①反対足を掴んで草刈りのようにスイープ
エントリーの時、もしくはガードの形を取った後に反対の足が取れれば一番簡単にスイープ可能です!
この動画ではシッティングからシンXガードへのエントリー時から既に反対足を取っていますね!
両足を取ってしまえばもう詰んだ状態です。
後ろにプッシュしてしまえば簡単にスイープ可能ですよ!
②絡んでいる足方向へスイープ(ツイストスイープ)
相手も当然警戒しているのでそう簡単には反対側の足を取らせてはくれません。
足を浮かせたり、ステップバックするように引いてきます。
ですがそれは同時に絡んでいる足側に重心が寄りやすいので、その時にツイストスイープのチャンスです。
- 腰を上げながらプッシュ
- 相手の足を外側に捻る(相手の膝が外を向くように)
- 足を閉める=足の付け根を固定
- 脇を締める=足首を固定
※オーバーフックしている状態なら倒してそのままアキレス腱固めで極めにいくのもありですね!
Xガードへのトランジション

シングルレッグXに入れたが、そこからスイープなどが中々上手くいかないときの選択肢の一つとしてXガードへの移行が挙げられます。
画像ではアンダーフックができた場合にという形にしていますが、Xガードへ移行するタイミングは色々とあります。
- アンダーフックできたので移行する
- 掛けている足を相手が外してきたのでガードに戻す際に移行する
- 足のポジションを先にXガードを作ってからアンダーフックに変える
などなど。
何を狙うかだったり状況によって変わっていきますね!
アンダーフックのポイントはズバリ、
肘ではなくしっかり肩で担ぐこと
です!
それによって相手の重心が反対側に掛かりやすくなったり、スタンスが広がって単純にバランスが悪くなります。
Xガードから柔術立ちテイクダウン
両足で奥にプッシュし、相手のバランスが崩れて手や反対の膝が床についたらチャンスです。
片足で抑えたまま上体を起こし、柔術立ちすれば担いでテイクダウンした状態になります。
これで2点入りますが、ここからガードに戻される前にしっかり後処理してパスガードしていきたいですね!
Xガードからバックテイク
もう1パターンはバックテイクするバリエーションです!
足と頭の位置が逆になればバックポジションが狙えます。
そのため肩に担いでいる足を持ち上げながら逆の手でくぐることで、ポジションを入れ替えます。
入れ替えたらすぐにズボンや帯を掴んで逃げれないようにし、膝裏にフックしてバックを取りましょう!
おわりに:いつもの展開の間に入れてみよう!
いかがでしたでしょうか?
シングルXガードからスイープやXガードへのトランジションについてご紹介していきました。
このポジションを覚えておくと、色んなシチュエーションから状況に合わせてエントリーもできるし、色んなバリエーションでスイープ・サブミッション・トランジションと豊富に展開ができるので楽しいですよ!
ぜひ一緒に練習していきましょう!
それでは楽しい柔術ライフを!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。