周りの友人や知人から良く聞かれることの1つですね。
今普及しているブラジリアン柔術は競技化の側面が強いですが、元々はグレイシー柔術がルーツです。
グレイシー柔術の創始者の1人であるエリオグレイシーは元々小柄で喘息持ちと身体が弱かったそうです。

(引用元:Wikipedia)
そんなエリオが体格や力で自分よりも勝る相手にさえも、勝てるように考案されたのがグレイシー柔術になります。
ちなみにエリオはバーリトゥード(何でもありの戦い)で20年間無敗を誇り、ブラジルスポーツ界の英雄だったそうですよ。
という話はさておき、【柔術は護身に使えるのか!?】
についてサブ男としての結論です!
基本素人には負けないと思う
でも条件による
凄い曖昧だな~と感じるかもしれませんが現状はこのように思っています。
それぞれの詳細を実体験も交えながらご紹介したいと思います!
目次
素人には基本負けないと思う
海外でのケース
日本だとあまりないですが海外ではチラホラ暴漢や家に侵入してきた窃盗犯を柔術の技術で取り押さえたというような話題がTwitterにちょこちょこ流れてきます。
女性柔術家がスマホを奪われそうになって腕十字極めて捕まえたとか。
強盗も選んだ相手が悪かったというか、まぁ自業自得ですかね。
それくらい組技の技術というのは「知っているか知らないか」がめちゃくちゃ大きいと感じています。
サブ男が素人の時の話
サブ男は学生の頃から運動が得意であり、社会人になってからもトレーニングなどはしてたので自信はかなりありました。
ですが道場に入会して先生はもちろん、帯の色に関係なく先輩方とスパーリングさせて貰うと見事に何もできない。。。
ガムシャラに動いても疲れるだけで、まるで弄ばれているかのようでショックを受けたことを思い出します。。

サブ男が悪酔いした先輩に襲われたときの話
本気で襲われたわけではないのですが格闘技やっていることを周りが知ると、
みたいなノリがたまにあります。
周りでも比較的よく聞くのでこれあるあるですかね?笑
実際会社の忘年会で悪酔いした先輩が取っ組みかかってきたことがありました。
まぁふざけてるだけだと思って軽くあしらっていたのが気に食わなかったのか先輩が段々ヒートアップしてきてしまい本気で抑えつけようとしてきました。
それでもサブ男は怪我させないようにだけ気を付けつつも、オープンガードからスイープしてサイド・マウント・バックのポジションを使って動けないようにだけしてとりあえずキープ。
そうすると先輩も動き疲れてるので観念してもらえました。
※酔って動いたのでもちろんお互いトイレでゲロりんちょでした。
上記でお伝えしてきたケースからも、柔術の技術はやはり知っているか知っていないか?では雲泥の差が出ると感じています。
なので基本的には素人には負けないと感じています。
が、あくまでもそれは条件によるという面を今度はお話したいと思います。
条件によると感じる3つの理由
特に感じているのは以下の3つです。
- 戦う相手の人数
- 単純な体格・パワーの差
- 打撃や武器の有無
①戦う相手の人数

まず第一に柔術の技術が有効に働くのは相手のと一対一の状況であるという前提です。
複数人いたらまず無理かと。
組んでる間に後ろから横から殴られたり引っ張られたりしたら流石にどうしようもないと思います。
②単純な体格・パワーの差

前述したように柔術は小柄な人が体格やパワーで勝る相手にも勝てるように技術が発展しています。
ですがそれは高いレベルで身についている場合の話です。
ちょっとやっているレベルでは通用しないと思います。
サブ男も道場に新しく入ってきた若くて体格の良い新人の方とスパーしたりしますが、ガムシャラに吹っ飛ばされることあります(笑)
また、技術がなくても体重差が40kgくらいある人にはただ乗っかられるだけで相当苦しくて上手く動けなかったです。。
なので技術・経験のレベルが熟練しないと体格差を超えるのは難しいと感じています。
③打撃や武器の有無

グレイシー柔術系の道場を代表に、護身術のクラスがあるところでは打撃に対して・ナイフに対してなどのセルフディフェンスをクラスで学びます。
ですが基本的に日本で普及しているのは競技としてのブラジリアン柔術なので、護身術のクラスが無い所も多いです。
なので日々の練習自体の目的は護身ではなく競技としてであり、「打撃無し」「武器無し」「組技で戦い合う」というのが前提です。
なので柔術を護身目的としたいならそのようなクラスを設けている所であったりMMAのほうが合っているのかもしれません。
おわりに:過信しすぎず強くなる過程を楽しみましょう
いかがでしたでしょうか。
基本素人には負けないと思いつつも、条件によっては厳しいということを紹介させて頂きました。
いくら格闘技といえども自分を過信して危険にさらさないように気をつけましょう。
護身の基本は戦わないこと。
無理して戦わず逃げましょう。
単純に柔術という技術の向上や体力の向上に伴い、自分自身が段々強くなっていると実感することが何よりも楽しい部分だと思っています。
それでは楽しい柔術ライフを!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!