必死にパスガードやガードからのスイープを練習し、スパーリングでなんとか決まってマウントポジションにやっとなれた!
となり、結局すぐにエスケープされてしまうみたいなことよくありませんか?
よくあるサブ男です。ドーン
せっかく苦労して得たマウントポジションをみすみす手放さないように、しっかり極めまで繋げていきたいですよね!
今回は初心者や白帯の方がまず覚えたいマウントポジションからの極め技3選を紹介していきたいと思います!
- Cross Choke
- Americana
- Americana→Arm Barへコンビネーション
その前に少しマウントポジションについて解説もするのでテクニックにすぐ行きたい方は飛ばして下さい!
マウントポジションの解説
マウントポジションは柔術の花形的なポジションです。
あんまり寝技に詳しくない人でも上の人が圧倒的に有利だということはなんとなくわかりますよね。
ですが相手もなんとか逃げようと色々動いてくるので、実際に上をやってみるとこれが結構難しいんですよね。
さて、マウントポジションとよく似た形だとクローズドガードというものがありますので見比べてみましょう!
マウントポジション

(引用元:jiujitsubrotherhood)
クローズドガード

(引用元:BJJ World)
違いはわかりましたか?
両者の形での大きな違いはズバリ
足に挟まれているか挟まれていないか!
これめちゃくちゃ大事なポイントです。
足で挟まれている(クローズドガード)
相手は足を使って上半身を締め付けたり、揺さぶったりとして防御もできますし、腕十字や三角絞めや襟締め等攻撃もできます。
逆に挟まれていない(マウントポジション)
下の人は基本的に攻撃ができないので圧倒的に上の人が有利になります。
ポジションヒエラルキー的には2番目に有利なポジションになりますね。

ちなみに余談ですがGoogleでマウントと検索すると一番最初にコレがでてきます。笑
マウントとは、「私のほうが立場が上だぞ」と、自分の優位性をアピールする行為を意味します。

(引用元:STUDY HACKER)
Twitter上などでも時折見かけますが、このようなマウントの取り合いにならないように十分気をつけましょうね笑
それでは具体的なテクニックに入ってきましょう!
まず覚えたい極め技3選!
①Cross Choke
クローズドガードからの方法を最初に習った方も多いのではないでしょうか?
十字絞め/CrossChokeはマウントからももちろん極めることができます!
①トラップを仕掛けて絞めのセットアップを完了させる
相手も極められたくないので素直に絞めのセットアップさせてくれず、必ず防御してきます。
その相手の反応を利用し、手で防御させた後に自分の膝で相手の腕を踏んづけて使えなくすることがポイントです。
オーバー狙う
→アンダー狙う(これがトラップになり膝で踏みつけてロック)
→再度オーバーにしてセットアップ完了。
②脇肘を締めて隙間を無くす
肘が伸びていると隙間ができるので相手は腕を入れて防御できてしまいます。
肘を曲げ、脇を絞め、上半身も倒すことで隙間が無くなり、相手は手を入れての防御ができなくなります。
この動きはそのまま絞めに直結していきます。
③胸腹を張って絞める
②の脇肘を絞める動きに合わせて胸腹を前に張るようにすることで極めます。
前腕で喉を潰すようなやり方では無いです!
④ブリッジエスケープへの対応
①足のフックを入れる
マウントポジションのまま相手の足にフックをいれることで命綱のような役割を作って対応することもできます!
②ブリッジくるという前提でベースを保つ
必ずブリッジに来るだろうと先に想定しておけばすぐに足を立ててブリッジを無効化できます。
その後すぐに相手を引っ張り倒して再度マウントに戻しましょう。
②Americana
①体重で腕を押す
相手の片手首を掴んだらマットに押し付けていくのですが、その際は腕の力ではなく体重をかけてマットに押し付けましょう。
相手腕vs自分腕
相手腕vs自分腕+自分体重
自分の肘を伸ばし、上半身を前に倒すことで楽に相手の腕を制することができます。
②モンキーグリップ(親指を握り込まない)を使う
親指を握り込んでしまうと力の弱い方向ができてしまいます。(相手に掴まれたときにグリップを切るグレイシー柔術での護身の基本方法です)
相手はそれを利用して腕をエスケープしやすくなってしまうので、親指を握りこまないモンキーグリップを使いましょう。
③極める際は相手の腕を下に引く
肩の関節構造的に、腕の位置が上にあると可動域が広くなり極まり辛くなります。
そのためロックしたら慌てて極めるのではなく、相手の腕を下に引いてタイトにした状態から極めにいきましょう。
肩が固い相手ならこの下げる動きだけでも極まるので練習の時は気をつけて下さいね!
③Americana→Arm Barコンビネーション
パターン①相手が腕を伸ばして逃げようとしてきた場合
ロックしたまま自分のポジションを腕の方に移動させましょう。
相手の腕が伸びた状態で肘のやや上(上腕側)に自分の腕を置くことでテコの支点になります。
そのまま相手の肘を伸ばして極めます。
パターン②相手が腕を掴んで防御してきた場合
この場合は腕十字固めに移行するチャンスになります。
相手が腕を掴んで防御してきたタイミングでこちらもサイドマウントへチェンジします。
そのまま足で顔を跨いで腕十字固めを極めます。
おわりに:まず仕掛けてみる!
いかがでしたでしょうか?
マウントポジションになってベースが取れたらまず覚えた技を仕掛けてみましょう。
おそらく1つ目に仕掛ける技は防御されて極めることは難しいと思います。
ですが相手がどう防御してきたかによって次に狙える技が出てきますので、どんどん自分から仕掛けて相手を動かしていきましょう!
もちろん、打ち込みやシチュエーションスパーなどで反復練習を沢山して下さいね!

それでは楽しい柔術ライフを!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!